より身近な場所で生活相談の充実や地域活動の活性化を目指すために、高知市は令和2年2月より各地域で地域包括支援センターを運営することとなりました。

海の里内では職員全体会にて、三里地域包括支援センターの役割や業務内容について、支援センター職員による研修を行いました。


高知市地域包括支援センター(地域高齢者支援センター)の主な業務。
                 ※高知市公式ホームページより

総合相談・支援
 高齢者とその家族に対し,介護保険だけではなく,さまざまな制度や地域資源を利用した総合的な支援を行います。

権利擁護,虐待防止支援
 高齢者の人権や財産を守るために,権利擁護事業・成年後見制度の活用 支援,虐待の防止や早期発見を進めていきます。

地域のケアマネジャーなどの支援
 医療・保健・福祉等の関係機関や地域とのネットワークの構築や,困難事例に対する支援などを行います。

認知症総合支援事業,生活支援体制整備事業,地域ケア会議の開催
  認知症の高齢者やその家族に対し,初期段階からの支援を行います。また,個別の支援や地域課題について多職種で協議を行う地域ケア会議を開催します。地域ケア会議で出た課題に対応するため,生活支援体制整備事業を活用して,地域内連携の強化と新たな支援体制の構築に努めます 。



この三里地域では、パールマリン敷地内の東部地域高齢者支援センターみさと出張所と同じ場所で、 2月1日から高知市三里地域包括支援センターの運営が始まりました。

上記の総合相談支援や権利擁護、虐待防止支援や虐待対応、ケアマネジャー支援を行うほか、介護予防活動としていきいき百歳体操の普及啓発や会場運営支援等を行います。

住み慣れたこの三里地域で自分らしく暮らしていけるように、保健師・介護支援専門員・社会福祉士の3職種で対応いたします。
ご相談がありましたらお気軽にお問合せください。

高知市三里地域包括支援センター

住所:〒781-0112 高知市仁井田1618-18 (パールマリン敷地内)
電話: 088-847-7200 (代表)
FAX: 088-847-7210
開所時間:月曜日から金曜日の 午前8時30分から 午後5時30分まで
休所日:土・日・祝日・年末年始

平成31年1月の職員全体会を行いました。
今回は、海の里のノーリフティングケアに対する目的である『海の里で働く全ての職員の腰痛を予防する。』『利用者の自立を促進し、二次障害を予防する。』という方針を全職員に周知することを目的に研修を行いました。

まず、海の里ノーリフトケア推進委員会 堀江PTより、平成30年11月に開かれたノーリフティングケアマネジメント研修の報告が行われ、

実技として、椅子を運ぶ動作・床のものを拾う動作などの具体的な動作で、

「腰をかがめない体勢を意識することで負担が減ってくる」

ということを、全職員で実際に体験しあいました。

その後、海の里で現在使用されている、床走行型リフト・スカイリフト・移乗ボード・スライディングシートなどを使い、使用する側・使用される側、の両方を体験しました。

  床走行型リフト

  スカイリフト

  移乗ボード

  スライディングシート

各用具を使ったことがない部署もあり

「怖かった」

「使ってみたら便利であった」

「在宅でも活用できそう」 などの意見がでました。

その後は、全職員を対象に腰痛の状態を把握する為にアンケート調査を実施しました。調査結果を踏まえ安全に働ける職場環境を作っていく予定です。

今後もノーリフティングケアへの取り組み定着のため年一回開催していく予定です。

ノーリフトケア推進委員会の方々、参加職員のみなさん。おつかれさまでした。

12月の職員全体会では ~尊厳について考える~ と題し、外部講師の戸田先生を招き高齢者虐待の事例を交えてディスカッションを行いました。

まずは事実に基づいた現場の様子を職員による寸劇にて再現していきます。

 

 

 

 

高齢者の尊厳ばかりか人格を踏みにじるような言動に一同絶句…

寸劇のあとはグループに分かれディスカッションを行います。

どんな虐待があったと思うか?の質問でしたが、話し合われていた内容は、どうしてそんな事をやるのか…言うのか…。何とかならないものなのか…。被虐されている高齢者のケアマネは何をしているのか…。などなど怒りや憤りを感じさせる意見ばかりになっていました。

ディスカッション後には、高齢者処遇研究会編「高齢者虐待防止マニュアル」(1997)を参考に、約50項目に渡る「高齢者虐待のサイン」について学習を行いました。

虐待のサインは被虐者の身体・精神・生活と、あらゆるものに現れてきます。早期発見・早期対応のため

「もし、今、目の前で虐待があった。また虐待のサインに気付いたならば、どう行動すべきなのか?」

を日々考え情報を集め学びたいと感じました。戸田先生、貴重な研修をありがとうございました。

 

12月から翌3月までの4か月間はインフルエンザやノロウィルスによる感染症が特に流行する季節です。施設内での大流行はもちろん発生自体を予防するため、11月度の職員全体会は感染症対策について実技を交えて勉強会を開きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

ノロウィルスによる嘔吐が発生!!

感染拡大を防ぎながら汚物の除去・消毒を行っていきます。

常備しているノロ対策セットを手早く準備。

ノロウィルスは乾燥と共に飛散して行くといわれています。

いかに短時間で汚染を取り除くか…時間が勝負です。

いざという時に動けるよう、職員が代わる代わる体験していきます。

実際の現場では車いすやベッド上での嘔吐や下痢となるため、それを想定した訓練も行いました。

汚れた衣類をいつ・どこで・どうやって更衣するべきか?

車いすの汚染はどうする?

発見者と応援職員との役割分担は?

などなど、具体的な状況で訓練を行うと今まで出てこなかった質問が次々と飛び交います。

感染症対策の勉強会は毎年恒例となっていますが、

回を重ねるごとに理解は深くなり、技術は向上しています。

職員のみなさま、お疲れ様でした。

9月8日 の職員全体会では、フタガミ防災アドバイザーである防災士の 楠瀬 淳司 氏と、ホームセンターマルニ 十津店の 西和田 孝史氏をお招きし防災に関する勉強会を行いました。

 

地震災害といえば津波に意識が向いてしまいがちですが、地震の揺れから身を守る事がまず大事であると説かれ、過去の震災から学んだ「助かるための技術」を直感的にわかりやすくまとめてくださっています。

 

防災グッズの数々。

使用法も含め紹介してくださいました。

 

 

 

 

 

 

 

氏の語り口に職員も引き込まれています。


災害はないにこしたことはありませんが、設備や意識に十分な備えを持つことが生き残る可能性を高めるのだと痛感いたしました。

楠瀬様、西和田様 ありがとうございました。

 

当施設では職員の学習や情報交換・技術向上を目指し、毎月「職員全体会」を行っています。

今月は「健康への取り組み~運動の効果と実際」

と銘打ち、講師に 日本健康運動指導士会高知県副支部長 池添伊佐子氏 を迎え、

ストレッチと体操の実施を行いました。

 

 

 

 

楽しみながら体を動かし、よい運動になりました。